ベトナム 国際協力NGO CARE

CAREは、1945~1975年にかけてベトナムにおいて保健・職業訓練・緊急支援の分野で活動を行いました。また、1989年以降は多くの州で、HIV/エイズ・人権・環境・自然災害対策・水と衛生・人材育成などさまざまな分野で活動を行ってきました。CAREはベトナムでHIV/エイズの分野で活動を行った最初のNGOの一つです。 メコン川のデルタ地帯の貧しいクメール人コミュニティを対象としたプロジェクトでは、女性が小規模ビジネス経営や保健衛生の知識を学ぶと同時に、コミュニティーの開発計画に参加できるよう支援を行っています。また、ベトナムの現地NGOをサポートし、貧困削減プログラムを支援しています。 また、HIV/エイズの分野では、HIV感染者やエイズ患者の人々をより良い治療やサポートサービスに結びつけることで、HIV/エイズとともに生きる人々の生活の質が改善されるよう支援を行っています。また、HIV/エイズに関する差別や偏見を取り除くために医療従事者や政策策定者などに働きかけたり、HIV/エイズとともに生きる人々が自らの権利をよりよく理解できるようサポートを行っています。 近年は、鳥インフルエンザへの対応として、「STOP AI [avian influenza](ストップ・鳥インフルエンザ)」を実施して鳥インフルエンザに対する意識を高めるともに、公衆衛生やアニマル・ヘルス関係者に向けてのトレーニング提供や消毒薬、グローブ、マスクなどの備品配布を行っています。また、感染リスク削減のためのビデオを制作して放映しており、このビデオは現地の60%の人々に見られています。さらに、自宅で鳥を飼育している世帯に対して感染した鳥を安全に処理するための方法を伝えたり、鳥の飼育に依存するリスクを減らしてその他の農業分野を展開するための助成金を得られるようサポートしています。