最低賃金下回る給与支払いに5,000万ドンの罰金、政令草案

労働分野の行政違反の処罰に関する政令草案によると、政府が定める地域別最低賃金を下回る給与支払いに対して、2,000万~5,000万ドン(約1,000~2,500ドル)の罰金を科す。また雇用者は、労働者に最低賃金との差額を返還しなければならない。

 給与体系表を作成しない、作成にあたり労働者の代表者組織から意見を聴取しない行為には、1,000万~2,500万ドン(約500~1,250ドル)の罰金を科す。

 労働法第96条で定める期限通りに給与を支払わない行為には2,000万~5,000万ドン(約1,000~2,500ドル)の罰金とする。また少なくとも国家銀行が定める預金金利相当の金銭を上乗せし給与を支払わなければならない。

 ほか草案では、残業代や夜間勤務で規定を下回る給与支払い、または規定されていない形での給与天引きについて500万~700万ドン(約250~350ドル)の罰金を科すことを定めている。

 政令案は現在、労働傷病兵社会福祉省が国民からの意見聴取を進めている。

最新ニュース

国会(国民議会)が「デジタル技術産業法」

ベトナムの国会(国民議会)が「デジタル技術産業法」を6月14日に可決した。この法律は2026年1月1日に施行される予定で、暗号資産を「作成・発行・保管・移転の際に、暗号化または類似のデジタル技術を用いて検証されるデジタル資産」と定義している。

ホアファット、鉄道レール生産に向け独SMSと契約

鉄鋼大手のホアファット・グループ(HPG)は5月29日、製鉄設備大手の独SMSグループとの間でレール用鋼材や特殊鋼の生産ライン設置に関する契約を締結した。年産能力は70万トンで、2027年第1四半期に高速鉄道向けレールの出荷を開始する計画。これにより、ホアファットは東南アジアで唯一の高速鉄道レール製造会社になるという。

CMA―CGM コーポレーション(SNP)、ハイフォンで港湾開発

仏海運大手のCMA―CGMグループは26日、ベトナム北部ハイフォンで新たなコンテナターミナル(CT)を開発するため、サイゴン・ニューポート(SNP)とパートナーシップ契約を締結したと発表した。総投資額は約6億ドル(約860億円)で、設計、建設、運営を含む官民連携のプロジェクトを推進する。新ターミナルは「ラックフェン7・8」として、ハイフォンの戦略的拠点であるラックフェン地区に建設される。

Home-JP