介護・医療情報サイト運営のSMS、地場ソフトウェア開発企業の株式追加取得

介護・医療分野の総合情報サイトを運営する株式会社エス・エム・エス(SMS:東京都千代田区)は3日、Luvina Software Joint Stock Company(ルビナ)の21.5%分の株式を、日本アジア投資株式会社が運用するJAPAN VIETNAM GROWTH FUND L.P より取得したと発表した。

 ルビナ社は2004年に東京工業大学留学経験のあるメンバーを中心に設立され、ベトナムで主に日本企業向けウェブアプリケーション・C/Sシステムの受 託開発、制御・組込み系ソフトウェア開発などを行っている。その品質の高さが評価され大手企業も含む日本企業からの発注が続いており、直近5年では売上 高、利益共に年平均30%以上の成長をとげている。

 また2010年5月には、安定的開発リソースの確保およびSMSのシステム開発子会社であるSMS VIETNAM CO., LTD.との連携を目的に、ルビナ社株式の1.8%分を取得している。今回、さらなる関係強化を目的にルビナ社株式を追加取得することを決定。持分は合計 で21.5%となり、SMSはルビナ社の第2位の株主となると共に、ルビナ社はSMSの持分法適用会社となる。

ルビナ社の概要
名称:Luvina Software Joint Stock Company
所在地:ハノイ市
代表者:Le Quang Luong
資本金:約120億ドン(約4560万円)
設立:2004年8月
事業内容:ウェブアプリケーション・C/S システムの受託開発、制御・組込み系ソフトウェア開発

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